今回は、2023年(令和5年)2月23日に行われた第16回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント、藤井聡太竜王対渡辺明名人戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます(2023年5月18日許諾済み)。
主催:朝日新聞社、日本将棋連盟
先手:藤井聡太 竜王
後手:渡辺明 名人
藤井竜王は阿久津主税八段、増田康宏六段、豊島将之九段に勝ち決勝戦進出。
渡辺名人は西田拓也五段、佐藤天彦九段、糸谷哲郎八段に勝利して駒を進めています。
戦型は後手の渡辺名人が雁木を採用。
対して藤井竜王は囲いもそこそこに棒銀で仕掛けていきました。
互角の戦いが続いていましたが、ここで△5五歩としたのが緩手。
代えて△4五歩が優りました。
本譜は▲7四歩が厳しく、先手がペースを握りました。
上図から▲8二とが勝着。
△同飛には▲7三角の王手飛車があります。
飛車打ちに弱い後手陣はこれで一気に崩壊。
藤井竜王の完勝に終わりました。
将棋盤
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