今回は、2023年(令和5年)1月27日に行われた第16回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント、稲葉陽八段対三枚堂達也七段戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます(2023年5月18日許諾済み)。
先手:稲葉陽八段
後手:三枚堂達也七段
稲葉八段は本戦からの登場。
三枚堂七段は二次予選で青嶋未来六段、羽生善治九段に勝ち本戦トーナメントに進出しています。
戦型は角交換から先手の土居矢倉対雁木に。
△6五歩と後手から先攻。
以下
▲6五同歩△7三桂▲6六金
と進みました。
上図ではシンプルに▲8五同歩が有力。
△同桂に▲8八歩と受けておけば互角の形勢でした。
実戦は▲6八角としたため、△5四銀右が厳しく後手がペースを握りました。
上図から△6六金が強手。
取るとバラシて△8七角成が痛いです。
実戦は▲7八玉と逃げましたが、△7六銀が継続手で三枚堂七段が押し切りました。
将棋盤
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