今回は、2023年(令和5年)1月27日に行われた第16回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント、渡辺明名人対西田拓也五段戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます(２０２３年５月１８日許諾済み)。
先手：渡辺明名人
後手：西田拓也五段
渡辺名人は本局が初戦。
西田五段は二次予選で谷川十七世名人、船江恒平六段に勝ち本戦トーナメントへ進出しています。
戦型は先手の銀冠穴熊に対して後手が四間飛車ミレニアムで対抗。
△６五歩と後手から先攻していきました。
上図から▲２四歩～▲５四歩としましたが、△４六飛～△５六歩で後手がペースをつかむ展開に。
渡辺名人は自身のブログで手順前後と語っており、
▲５四歩△同金▲２四歩が優りました。
上図では△７五桂が有力。
▲同歩に△６五角と攻めていくことができました。
実戦は△９五歩～△同香を入れてから前述の攻め筋を決行したために▲７三桂が厳しい反撃となり渡辺名人の勝ちとなりました。
将棋盤
0手
