今回は、2023年(令和5年)1月15日に行われた第16回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント、増田康宏六段対永瀬拓矢王座戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます(2023年5月18日許諾済み)。
先手:増田康宏六段
後手:永瀬拓矢王座
増田六段は一次予選で先崎学九段、井田四段、及川拓馬七段、二次予選で森内俊之九段、宮田七段に勝ち本戦に進出。
永瀬王座は本局が初戦となります。
戦型は後手の永瀬王座が角換わり△3三金型腰掛銀の趣向を凝らしました。
上図以下、△4三金▲6六銀と手将棋の様相が濃くなっていきます。
上図から△8八歩としましたが、▲7七桂とかわす手が当然ながら中央に働いて好判断でした。
ここから先手がペースをつかんでいきます。
上図から▲4四金~▲5五桂がキレイな決め手。
実戦は△5二玉と逃げましたが、▲4一角から詰み筋に入り増田六段が押し切りました。
将棋盤
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