今回は、2023年(令和5年)8月7日に行われた第17回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント、中川慧梧 アマ 対 野月浩貴 八段戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます(２０２３年９月１１日許諾済み)。
主催：朝日新聞社、日本将棋連盟
先手：中川慧梧 アマ
後手：野月浩貴 八段
戦型は矢倉対雁木右玉に。
中川アマはここまで横歩取らせ、三間飛車を採用しており、レパートリーの幅広さがうかがえます。
上図から
△２四歩▲同歩△２五歩▲３七角
△２四角
が先手陣の不備を突いた機敏な動き。
まずは野月八段が優位にたちました。
上図では▲６八金と素朴に受けていれば先手戦えました。
実戦は
▲５七金△同竜▲７一金△同玉
▲３五角
と技をかけましたが、これは後手に分のある進行でした。
ここでリードを広げた野月八段の勝利となりました。
将棋盤
0手
