今回は、2023年(令和5年)8月9日に行われた第17回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント、阿部光瑠 七段 対 横山泰明 七段戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます(２０２３年９月１１日許諾済み)。
主催：朝日新聞社、日本将棋連盟
先手：阿部光瑠 七段
後手：横山泰明 七段
戦型は相振り飛車に。
先手の阿部七段はナダレ金無双と呼ばれる趣向に出ました。
上図では△６七金と飛車金両取りが有力でした。
実戦の△７六金の角取りも厳しそうですが、▲５五銀打がいい開き直りでした。
その後後手がうまく立ち回って上図。
ここで
△４六桂▲同銀△７七角成
と攻めていれば後手有望でした。
実戦は△６五桂が敗着。
▲７九歩が飛車が詰んでしまうのが痛く、先手が再逆転に成功。
阿部七段が二転三転の熱戦を制しました。
将棋盤
0手
