ミレニアム対四間飛車△7二玉・6四金型3

今回は30手目△8二玉の変化をみていきます

①△8二玉 先手有利
②△2二飛 先手有利
③△5二飛 互角

△8二玉は美濃囲いに組んでから攻めようという意図です。

△8二玉以下
▲5七角△2二飛▲7八金寄△7二銀
▲5九銀△7五歩▲同歩△4二角


▲5七角は△7二飛からの袖飛車の変化を消しています。

△4二角と引くのが△6四金型の1つの攻め筋です。

△4二角以下
▲6八銀△7五金▲2六飛△7六歩
▲7五角△同角▲6五桂


△7五同角に代えて7七歩成も考えられますが、
▲4二角成△7八と▲同金△4二飛
▲5三角
で先手有利となります。

角金交換で先手が駒損ですが、▲6五桂と取られそうな桂馬を跳躍して悪くないとみます。

▲6五桂以下
△3八角▲7三歩△同桂▲同桂成
△同銀▲5五歩△8四桂▲6五金

▲6五金の金打ちが急所の一手。
5筋と7筋をにらんで攻めの継続を図ります。

▲6五金以下
△3九角成▲5四歩△5二歩▲7四歩
△6二銀▲4六飛△4二飛▲5五桂
△3二銀▲8六歩(結果図)

結果図は先手有利。

次に▲8五歩から桂を取り込んで▲7六飛とまわる明快な狙いがあります。

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