【振り返り】ノーマーク杯(令和4年7月度)に参加してきました。

今回は、盛岡市にある岩手囲碁センターで毎月行われている、ノーマーク杯囲碁大会に参加してきました。

この大会は先月振り返りを行ったカッパ杯と同様、主要大会地区予選の通過経験のない五段以下が参加できる大会となっています。
カッパ杯の先月の振り返りはこちらとなります。

先に結果をお伝えしますと、4勝1敗で3位という結果に終わりました。
2大会連続で3位となり、うれしいような悔しいようなという気分ですね。

今回も各対局を簡単に振り返ります。

初戦はY田初段との4子局。

カカリに黒がケイマ受けで応じてきたなら、とりあえず全部カカっておきます。

白9や白21は置き碁になった際に最近用いている手法。
大抵は黒10と受けてくれますので、利かしとみて白11からツケ二段に切り替えます。

しばらくは黒悪くない布石でしたが、黒30は明らかに堅すぎ。白31の調子がいいです。
この後も似たようなやり取りが何度かあり、白中押勝ちとなりました。

2回戦はk田五段との一戦。

私の白番。
白18、白20のオシでは単にAやBとヒラくのも有力でした。

黒23ではBのハサミ返しも有力で、そう打たれていたら白の厚みが生きない展開だったかもしれません。

白32ではCと打ちましたが、急いで打つ必要はないため、Dと大きく囲ったほうが優ったようです。
実戦は激戦となりましたが、作って白9目半勝ちとなりました。

3回戦はT三段との2子局。
以前一度だけ対局して負かされていますので、本局はリベンジマッチとなります(相手は対局したこと覚えていないようでしたが苦笑)

カカリに二間高バサミは先月対局したI五段にも打たれており、白5や白17の三々入りはその時からの修正手順となります。

黒14や黒26のケイマは研究していませんでしたが、黒が手抜きしてきたケースと同様にAが有力だったようです。
黒Bと封鎖してきても、白Cでサバケ形になります。

実戦では採用しませんでしたが、なんとか競り勝つことができました。

4回戦はH越五段
センター五段格では屈指の強豪に思います。

私の白番。
白26以下の手順はAIの推奨と一致しており、悪くない布石に感じていました。

白38でAと手堅く打ちましたが、Bキリが有力だったようです。
本譜でも互角の形勢でしたが、うまくペースをつかめず最後は大差負けとなりました。

最終戦はK田五段。
こちらもかなりの実力者で、本大会では優勝回数最多だったと思います。

私の黒番。
白6の二間高バサミは相手の得意な打ち方なので想定の範囲内。
しかし、白12のノビでは13トビしか打たれてこなかったため、意表を突かれました。

黒19では20を利かすのが大きく、それなら黒が一本取れていたと思います。
本譜なら白は隅で生きて互角の形勢です。

黒23では形は悪いですがAと打つべきだったかもしれません。
白からBと打たれていたら困っていたかもしれませんが、実戦は単に守ってくれたためすかさず25と守って事なきをえました。

この後も難解な碁が続きましたが、最終的には地合で大差勝ちとなりました。

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