【振り返り】カッパ杯(令和4年6月度)に参加してきました。

今回は令和4年6月25日に岩手囲碁センターで行われたカッパ杯囲碁大会について振り返ります。
岩手囲碁センター|日本棋院盛岡支部・囲碁文化の殿堂 (iwate-igo1000ter.jp)

この大会は五段以下の地区予選通過未経験者が参加資格となっており、毎月第4土曜日に行われています。

結果を先に伝えますと、4勝1敗で3位となりました。
ここでは、各局の布石を簡単ですがみていきます。

O野寺五段との一戦。
私の黒番です。

ツケヒキ定石からカドに打たれましたが、初めて見ましたね。
Aからどんどん押していきましたが、すぐではないにしてもBと手を戻すべきでした。

イマイチな布石となりましたが、本局は右辺で地を稼いで勝つことができました。

続いてはK池五段との一戦。
私の白番。

初手6の六から、魔法陣のような陣形を築かれました。
K五段によると、「以前は5の五や7の七を打っていた。なら、6の六もあるだろう」とのこと。

実戦はAのツケにBオサエと進み、隅の地を稼いでいって制勝しました。

上図はF越五段との一局。
私の黒番。

右下で一間バサミに対し、ツケ二段で応じてきました。

黒4は隅への追及の味を残した手でしたので、白9にはAではなくBのキリで強く応じるべきでした。
実戦は中央の戦い発展し、大石を召し取って中押し勝ちとなりました。

T橋五段との一戦。

右下で二間高ジマリの定石が進んでいますが、お相手は定石を知らなかったようです。
Aと打てばいい勝負でしたが、Bとカカえたため白から逆にAと打つ手が好手に。

実戦はここからいろいろあってカオスな碁になりましたが、なんとか勝つことができました。

最後は負けた碁から。
I(博)五段との一局で、私の黒番でした。

白10に対する打ち方はいろいろありまして、自分の中で模索中です。
黒15は打っている時は辛い手で悪くないかなと思っていましたが、もっと白をいじめる手を求めていったほうがよかったですね。

実戦は中盤で読みぬけがあり、中押し負けでした。

白10以前に変化するとしたら、黒7または黒9で三々入りするのが有力でしたね(下図)。
次の機会があれば、このように打ちたいと思います。

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