今回は、令和６年５月25日に岩手囲碁センターで行われたカッパ杯囲碁大会の２局目の振り返りをしていきます。
黒番：つなよし
白番：Ｉ 五段
第１図
Ｉ五段とは今年２回目の対局。
前回は負かされているため、リベンジマッチとなります。
【振り返り】ノーマーク杯(令和６年2月度)に参加してきましたー３局目Ｉ（博）五段戦
黒15では16と押さえて参考図のように進めるほうが少し優るようですが、本局ではこれで一局打ってみようと思いました。
第２図
白20といきなり打ちこんできたのは軽視していた手。
黒21では参考図に打つのがＡＩ推奨の手順で、なるほどなと感じました。
白22に対して黒23も弱気な手で、上から覆いかぶさって白には23と打たせるのが戦いの呼吸でしたか。
第３図
白24に黒25がまたも弱気な手。
参考図のように反発するのが優りました。
本譜では上辺の地を制限されて少し面白くありません。
第４図
黒29では参考図黒１とノビ切るのが本手でした。
本譜は黒31ハネに白32～34と反発。
そこで黒35と外すのが用意の一手でした。
第５図
黒39では参考図黒１と転戦するのが冷静でしたか。
本譜は白44と右下に先着されてしまいました。
第６図
黒51では単に53として右下白２子を飲み込むのが有力でした。
本譜は白56で57と打たれていたら黒不満でした。
黒57と打てれば黒は気楽なコウ含みの争いに。
最後は相手が焦ってしまい、まさかのハガシをしてしまい反則勝ちとなりました。
