今回は、令和6年5月25日に岩手囲碁センターで行われたカッパ杯囲碁大会の3局目の振り返りをしていきます。
黒番:M 三段
白番:つなよし
(2子局)
第1図
白15までは定石の進行。
黒16に対して参考図のように手抜きも有力でしたが、白17とじっくり構えて一局打ってみようと思いました。
第2図
黒24~26の組み合わせは珍しいところ。
白33では参考図と動き出す手がありました。
これは白19の石があるからこそ成立する手のようです。
第3図
白35と右辺で動いていったのは、生きられそうな石からなのでよくなかったかもいれません。
白43は利かしとは言い難いようで、参考図白1と単にカタをつくのが有力でした。
第4図
黒50では51キリを想定していましたが、それなら白は50から整形するつもりでした。
本譜は黒の模様を割ることに成功しましたが、白54では参考図白1と打つのが優りました。
ここから難しい碁になりヨセ勝負となりましたが、最後は白10目勝ちをおさめることができました。