今回は、令和6年6月29日に岩手囲碁センターで行われた例会2局目の振り返りをしていきます。
黒番:つなよし
白番:T 七段格
(2子局)
第1図
T七段格とは今年3度目の対局。
前回はうまく打ち進めることができて勝つことができました。
令和6年新年碁会に参加してきましたー5局目振り返りT七段戦
【振り返り】岩手囲碁センターの例会(令和6年6月2日)に参加してきましたー2局目T七段格戦振り返り
白5カケは前回も打たれていたため、黒10までは想定通り。
黒12は分岐点で、13トビを入れてから12へまわるのも有力でした。
本譜は黒14と脇腹からサバキを図るのが狙いの構想で、悪くない進行に感じました。
第2図
黒38は部分的に好みの手なのですが、白39が打たれてみると結構嫌な手で難しくしてしまったなと感じました。
黒42では参考図のように打ちこんだ石を即座に活用して脱出するのが優りました。
第3図
黒56~58は利かした気分でしたが、左上黒がまだ完全ではないため危険だったかもしれません。
しかし、白63が悪手で、取られそうな石がまとまって有利を意識しました。
白71も先手になっていないため緩手で、黒72と手抜きで応じることができます。
黒76では、参考図のようにモタれて左下白は間接的に攻めたほうがよかったかもしれません。
第4図
白77からサバキの展開。
黒は94まで大石を飲み込んで満足と感じていました。
以降の打ち手は消極的だったかもしれませんが、最後は15目勝ちをおさめることができました。