今回は、令和6年9月14日に岩手囲碁センターで行われたノーマーク杯囲碁大会の1局目を振り返ります。
黒番:つなよし
白番:K 五段
第1図
K五段とは今年2度目の対局。
前回は黒星を喫していましたので、リベンジマッチとなります。
【振り返り】カッパ杯(令和6年7月度)に参加してきましたー4局目K田一五段戦
白14二間バサミはお相手が得意としている手。
白22までは定石ですが、黒23は趣向の域の一手かもしれません。
代えて参考図のように打ち、次にAとBを見合いにするところだったかもしれません。
第2図
手の広い局面が続きますが、黒27は攻防兼備でまずまずの一手かなと思いました。
白28に対し、黒29、黒35と連打できたのは望外。
これは下辺の模様がよくて満足です。
しかし、白36ツケはさすがの一手。
黒37と下ハネで応じましたが、代えて参考図のように上ハネから狭いスペースに押し込むイメージで打つべきでした。
第3図
白46と黒47の交換は、黒が得。
しかし、黒49と転戦したのがよろしくなく、好機をふいにしてしまいました。
代えて参考図のように強く応じれば、白石はタダでは済みません。
この後一気に敗勢にしてしまいましたが、時間がなくなったお相手が焦って逆転勝ちをおさめることができました。