今回は、11月３日に岩手囲碁センターにて開催された第60期岩手王座戦盛岡地区予選の１局目振り返りをしていきます。
黒番：Ｓ 五段
白番：つなよし
第１図
Ｓ五段とは今年２度目の対局。
前回はなんとか勝たせていただいています。
【振り返り】カッパ杯(令和６年８月度)に参加してきましたー４局目Ｓ五段戦
黒５の小ゲイマジマリは、この配石せは珍しい印象。
以下、左下、右上で定石の進行が進んでいきます。
白28ではＡコスミが形だったようで、このあたりは知識不足が露呈しています。
黒29に白30も定石ですが、配石を生かすなら参考図のように進めるところだったかもしれません。
第２図
黒33は工夫の一手。
対して白は手を抜かれたところだったので白34は気合いでした。
白36が堅すぎる一手で、代えて参考図白１としてどうか。
黒がつながろうとしてきたら、白５まで切ってしまい攻勢を築けます。
黒37はお相手がかねてから狙っていた手だったとのことで、コスミで打っていなかった功罪がさっそく盤面に反映されました。
第３図
白48が敗着。代えて参考図のように頭を出すよりなかったところでした。
本譜は黒53まで、白石がボロボロの格好に。
以降は必死に打っていって地合い勝負にさせてもらいましたが、５目半負けとなりました。
