今回は、令和７年３月２日に行われたマルヌシ杯第５２回鮫場所将棋大会・三段位獲得戦、予選リーグ１回戦の自戦記をお送りします。
先手：Ｆ氏
後手：つなよし
上図以下
△２四角 ▲５五歩 △同 歩▲同 銀
△５四歩 ▲６六銀 △３五歩▲同 歩
△１五歩
上図では△７二玉と寄っておくのが有力でした。
本譜△２四角は▲４五歩を警戒した手ですが、この玉の位置では強く戦えません。
上図以下
▲９六歩 △１六歩▲１八歩 △３五角
▲５五歩 △同 歩▲４五歩
▲９六歩はかなりありがたい一手。
△１六歩はこの一手です。
▲５五歩～▲４五歩は気になる攻め筋です。
上図以下
△２四飛▲５五銀 △５四歩 ▲４四歩
△同銀右▲同 銀 △同 角 ▲同 角
△同 銀▲４五銀
△２四飛では△３三桂くらいでしたか。
▲４四歩は逸機で、代えて▲４六銀なら角の処置が難しく後手大変でした。
上図以下
△４三銀▲４四銀 △同 銀▲４五歩
△５三銀▲４四銀 △４六歩▲５三銀成
△同 金▲４八金引
△４三銀は千日手辞さずの態度。
先手は▲４五歩と手を変えてきました。
本譜は△４六歩のクサビが入るのが大きいです。
上図以下
△３六歩 ▲３五角 △３七歩成▲同 金
△２五飛 ▲４四銀 △３五飛 ▲同 銀
△３六歩と桂頭を攻めるのはこの一手だと思います。
▲３五角～▲４四銀には△３五飛と飛車を切り、手順に銀を引かせるのが味がいいと判断しました。
上図以下
△７四角▲４六銀 △３六歩 ▲４七金
△５五桂▲同 銀 △４七角成▲２九桂
△３七銀▲同 銀 △同歩成
まで94手で後手の勝ち
△７四角では△５二銀打と自陣に手を入れておくのが優りました。
△５五桂は毒まんじゅうで、▲５五同銀に△４七角成が必殺の寄せ。
以下は短手数で寄せ切ることができました。
将棋盤
0手
