今回は、2022年(令和４年)10月25日に行われた第16回朝日杯将棋オープン戦二次予選、梶浦宏孝七段対出口若武六段戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます。
主催：朝日新聞社、日本将棋連盟
先手：梶浦宏孝七段
後手：出口若武六段
戦型は角換わり相腰掛銀に。
梶浦七段の▲５八金型に対し、△８四飛が出口六段工夫の構想でした。
この後結局は△８一飛と引いたのですが、先手に一手多く指させたほうが得とみたようです。
▲４五銀のガッチャン銀に対し、△５五銀とかわすのは部分的な定跡。
本譜は▲５六銀と再度ぶつけましたが、代えて▲４七金も有力でした。
それなら後手は△６五歩と仕掛けていくことになります。
△８八歩▲同玉を利かして△６九角と打ったのがうまい攻めの組み立て。
▲６七銀引と受けましたが、△４五銀～△３三桂と飛車を追いつつ先手玉に迫っていくのが厳しく、出口六段の快勝となりました。
将棋盤
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