今回は、2022年(令和４年)７月28日に行われた第16回朝日杯将棋オープン戦一次予選３ブロック、伊藤匠 五段ー渡辺和史 五段戦をハイライトでお送りします。
第16回朝日杯将棋オープン戦＜一次予選＞ (shogi.or.jp)
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます(2023年１月18日許諾済)。
主催：朝日新聞社、日本将棋連盟
先手：伊藤 匠 五段
後手：渡辺和史 五段
戦型は角換わり相腰掛銀に。
上図から
▲４五歩△同歩▲３五歩
に△６五歩と斬りあいとなりました。
上図では前例が２局あり、いずれも△２四歩と打たれています。
本譜は△２六歩として未知の世界に。
先手も▲４四角と工夫した手で返しました。
上図では▲４九歩と金を守るのが有力。
後手は△３六歩～△８六角成～△３五銀打と進めて互角の形勢となります。
本譜は▲５七銀と受けたため、△６五桂から後手がペースをつかみました。
▲２四歩は先手の勝負手。
△２四同金には▲３三桂成～▲２四飛と攻め込まれてしまいます。
しかし、△２六馬が強い受けで勝着。
先手の攻めをうまくいなした渡辺五段の制勝となりました。
将棋盤
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