今回は、令和5年5月27日に岩手囲碁センターで行われたカッパ杯参加振り返りをしていきます。
先月は優勝させていただきましたが、今月ははたして‥
初戦はH(善)五段との対局。
私の白番となりました。
白12までは前回対局した時にも用いた布石。
黒17スベリから黒19と星へヒラキは珍しい組み立てでしたね。
白22は実利重視の私好みの手でしたが、24のほうが評価値としては優るようですね。
しかし、黒23が疑問手で、隅を取り込んで優勢に。
ここから怪しくはしたものの、なんとか勝つことができました。
2戦目はM野初段との4子局。
白13の打ち込みから積極的に仕掛ける展開にしました。
黒16が異筋で、これはいけるかなと思っていました。
しかし、白29~31が酷い錯覚で、丸々持ち込みにされてしまいした。
白29では35の三々、白31では34のハサミツケがありました。
石を置かせてこちらがミスするようでは勝てるわけもなく、大差負けとなりました。
3戦目はK崎五段との対局。
私の黒番になりました。
黒21では手の広いところでしたが、今日はオシて形を決めて打ちたい気分でした。
黒25あるいは黒27ではAとノビで打つのが優るようです。
黒29では32トビとするところでしたか。
黒35はBと下辺をモリモリいくところでした。
実戦はこの後際どい戦いになりましたが、なんとか勝つことができました。
4戦目はH越五段との対局。
私の黒番になりました。
黒31まではまさかの3局目のK崎戦と同じ進行。
白32の二段バネで離れました。
黒33では37と頭を出すのを優先するのが優りました。
本譜はサカレ形にされてしまい酷い形になりました。
しかし、白がここから緩んだため勝つことができました。
5戦目はN坂五段との対局。
私の黒番となりました。
黒17から形を決めていきましたが、Aとふわっと打ってBなどを狙い筋にするのも有力でした。
黒23では黒25と押さえる構想ならCヒキで打つべきでした。
本譜は白26で27が生じており、そう打たれていたらかなり悪かったです。
実戦は見逃してもらい逆に黒が優勢に。
実利を生かして逃げ切ることができました。
本大会は4勝1敗で3位となることができました。
しかし、内容は酷いものばかりでしたので修正して次回もがんばります。