今回は、令和６年８月18日に岩手囲碁センターで行われたエクナ杯囲碁大会の４局目の振り返りをしていきます。
黒番：つなよし
白番：Ｎ 八段格
（３子局）
第１図
Ｎ八段格とは今年６度目の対局。
ここまで３勝２敗で本局を迎えました。
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黒２一間高バサミに対し、白３上ツケは久しぶりに打たれた一手。
しかし、黒14まで打って、白15に手抜きで応じることができて悪くないワカレと感じていました。
しかししかし、黒16では17と打つべきでしたね。
白17と打たれ、白の厚みが相当に気になる展開にしてしまいました。
白18は白２子が切られないようにした一手ですが、黒19と手抜きで右上を連打できたのは大きかったと感じました。
白25に対して黒26から実利を得たのは私好みですが、堅すぎでしたか。
代えて参考図のように模様を制限するように打つのが優りました。
第２図
上辺の白模様にちょっかいを出すのも考えられますが、黒32～34と着実に実利を稼いでいきました。
白37は意外な一手。
黒40も自分好みでしたが、ここは54と強く応じるのが優ったようです。
黒42では44、黒44では単に46もあるところ。
黒48では更に実利を志向しましたが、49と模様を牽制すべきでしたね。
以降も振り返ってみるとイマイチな打ち手が多かったですが、黒72まで進めば黒の模様も大きい。
最後は地合いで優り、勝つことができました。
