今回は、▲１五同香の変化をみていきます。
▲１五同香は部分的には筋の悪い手とされているのですが、上図では例外的に有力な手となります。ここでは２つの手が考えられます。①△１三歩②△１四歩 本投稿では①△１三歩をみていきます。
△１三歩以下▲６五歩△５三銀▲３七角△９二飛▲４八飛△７八角成▲同飛△２七金▲４八角△７三桂▲７五歩△６五桂▲７六銀(結果図) 一歩手にしたことにより、▲６五歩が成立します。というのも、△５三銀に代えて６五同銀なら▲６六歩で銀を取られてしまいます。これが前述した▲１五同香が例外的に成立する理由となります。▲３七角では単に４八飛も有力です。
結果図は桂取りと▲７四歩の取り込みをみた先手に楽しみの多い展開といえます。
