【観戦記】変態vs王道戦法棋戦2エキシビション中盤戦①

今回は、変態vs王道戦法棋戦2エキシビション中盤戦、あんぱん三段対ゴリラ公園三段戦の観戦記をお送りします。

本棋戦は勝ち抜き戦ですが、序盤のメンバー同様に中盤の希望者でエキシビションマッチが組まれることになりました。

序盤戦は変態戦法チームの勝利。
中盤戦ははたしていかに。
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先手:あんぱん 三段(王道戦法チーム)
後手:ゴリラ公園 三段(変態戦法チーム・指定戦法パンツを脱ぐ)

初手から以下

▲7六歩 △3四歩 ▲6八飛 △4四歩
▲4八玉 △4二玉 ▲3八玉 △3二玉
▲2八玉 △3三角 ▲3八銀 △2二玉
▲1六歩 △1二香 ▲1五歩 △1一玉
▲7五歩 △2二銀 ▲7八飛 △3一金
▲9六歩 △5二金 ▲6八銀 △6二銀
▲5八金左 △4三金 ▲7六飛 △4二角
▲4六歩 △3三桂


戦型は先手が四間飛車から石田流に転換。
後手は指定戦法通り、居飛車穴熊から△3三桂とパンツを脱ぎました。

上図以下
▲6六歩 △3五歩▲6七銀 △5四歩
▲7七桂 △7二飛▲9七角 △5三銀
▲5六銀 △3四金▲7四歩 △同 歩
▲6五銀 △3六歩


△3五歩△3四金は力強い金運び。

対して先手は▲5六銀▲6五銀とし、たがいに我が道をいきます。

上図以下
▲7四銀 △3七歩成 ▲同 銀 △7五歩
▲同 飛 △6四銀  ▲7三歩 △7五銀
▲7二歩成 △6九飛 ▲3八金 △9九飛成
▲3二歩 △同 金  ▲4一飛 △3一歩
▲4二飛成


上図では▲3六同歩と面倒をみてみたいところ。

本譜は△7五歩△6四銀が好手順で、後手がリードを奪いました。

上図以下
△9七龍 ▲3二龍  △同 歩 ▲4三角
△2五桂 ▲3四角成 △3七桂成▲同 桂
△3三香 ▲4三馬


△9七龍では自然に△4二同金としてみたいところ。
以下▲9七角が金当たりになってしまいますが、じっと△3二金と戻って二枚飛車を主張すれば後手が指せていました。

本譜は▲4三角がうるさい攻めで、難しい形勢となりました。

上図以下
△3七香成▲同 金 △9九龍 ▲5九香
△9八飛 ▲4九金 △6七角 ▲3四桂
△同角成 ▲同 馬 △3三銀打 ▲4三馬
△2一桂 ▲3二馬 △3一歩 ▲5四馬
△6六銀 ▲4三角 △3二桂 ▲3四歩
△2四銀 ▲4二金 △5三歩


△3七香成では単に△9九龍と入りたいところ。
本譜は▲5九香と受ける駒が間に合い変調でした。

先手は手堅く攻めをつなげていけば勝てそうでしたが‥

上図以下
▲4四馬 △同 桂▲8一と  △5七銀成
▲6八歩 △同成銀▲4八金寄 △5九成銀
▲3九金 △3五香

まで104手で後手の勝ち

▲4四馬が落手。
△4四同桂と馬をタダで渡してしまっては勝負あった。

変態戦法チームのゴリラ公園三段がまずはエキシビション中盤戦で先勝をあげました。

将棋盤

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