【ハイライト】第17回朝日杯将棋オープン戦一次予選13ブロック・藤本ー都成戦

今回は、2023年(令和5年)10月6日に行われた第17回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント一次予選、藤本 渚 四段対都成竜馬 七段戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます(2023年11月7日許諾済み)。

主催:朝日新聞社、日本将棋連盟

先手:藤本 渚 四段
後手:都成竜馬 七段

相居飛車の一戦。
後手の都成七段が端歩の掛け合いから△5二玉と上がる趣向に出ました。

▲1六角と先手は角を据えて攻めをみましたが、△1四歩が堂々とした一手。

こうなると気になるのは▲4四銀の突進ですが、角銀交換の駒損は甘受して△6五桂~△8七銀をみれば後手が指せるようです。
よって▲4六歩と見送りましたが、これでは角打ちが不発だったということになり後手がペースをつかみました。

上図から△8七歩成が何気ない成り捨てですが激痛。
▲同歩には△7七銀からバラシた時に飛車のラインが通っているのが大きいです。

実戦は▲8七同金と取りましたが、△3四銀といったん受けてから△8六歩が厳しく、都成七段の完勝となりました。

将棋盤

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