【振り返り】初春段級位認定大会2024ー3回戦

今回は、令和6年2月17日に日本棋院で行われた初春段級位認定大会・二段位獲得戦の3回戦の振り返りをしていきます。


黒番:初段
白番:つなよし

第1図

白16までは定石。
黒17を利かしてから黒19と両ガカリにまわったのはちょっとした趣向に感じました。

黒21は初めて打たれた一手で、これはハッキリ趣向。
参考図のように進むのを予想していました。

第2図

白22は当然の一手。
黒23は意外な一手で、26と押してくるのを予想していました。

白24では参考図白1と打つのが急所。
本譜は頭を出すのが精いっぱいになってしまい、形勢を損ねてしまいました。

白38では部分的には三々を愛用しているのですが、右上を背景に戦いを起こしてみたくなりました。

第3図

黒49カタツキは打たれた時は変調に感じていましたが、局後にAIにかけてみると最善を示してきたので驚きました。
ただし、黒51は今度こそ変調。ここは54トビなら黒十分だったと思います。

白54で黒2子取れたかなと思ったのですが、参考図黒1サガリを利かしてから黒3ツケで難しかったようです。

以降もぬるい手が出てしまいましたが、白64まで進めば白十分に。
この後は黒が崩れてしまい、大石を取った白の中押し勝ちにおさめることができました。

タイトルとURLをコピーしました