【19路研究】星・カカリに二間受け

上図は星に白がカカったのに対し、黒が二間に高くヒラいたところ。

めったに打たれることはありませんが、実戦でやられたことがあるので今回まとめてみました。

隅が薄いので、白は4と三々に入りたいところ。

黒5で6では白5と応じられて黒甘い。

黒7では、AのオサエやBのノビ、Cのハネが考えられます。
順にみていきましょう。

オサエ

白の実利、黒の模様の展開になりそうな進行ですが、白16の追及が鋭い手となります。

黒17では18とサガる手も考えられますが、白19と更に利かされるのが悔しいところです。

本譜は黒19まで進んだところで白がAとBをみて手を抜くことができるのが大きく、白が足早です。

ノビ

ノビにも白は隅で実利を確保しつつ12・14と追及するのがうるさい攻めとなります。
次に15のキリとAのハネダシをみています。

白16ではBも有力。
本譜は黒19まで進んだところで白はここでも手を抜いて足早に展開できます。

黒C、白D、黒Eの二段バネに更に手抜きしても死なないのも大きいです。

ハネ

隅にハネてきたならこれまでのAやBと比べて実利先攻というわけにはいきませんが、代わりに中央へより強く踏み込めます。

白12のツケはサバキの筋で、とりあえず打っておきたいところ。

黒17では18とオサえたいところですが、21のキリの傷があるため踏み込めません。

黒21まで進み、白は手抜きもできますしBと強襲したりCと含みで打つのもあるところで、いずれも白の有力な手段といえそうです。

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