上図は△８八角成と変化したところ。早々に角交換することにより、まったく違う展開となります。△８八角成以下
▲同 銀 △３三金 ▲８三歩 △２二飛
△２二飛以下
▲２三歩 △同 飛 ▲２四歩 △２二飛
▲８四飛 後手が飛車を展開してきたのに対し、先手は歩の連打で凌ぎます。
▲８四飛以下
△５五角▲３七角 △４四角▲７五歩
△２六歩▲２八銀 △７二金▲７四歩▲３七角で▲８二角は、△同銀▲同歩成の瞬間がやや緩くやりにくいです。△４四角で△３七同角成は、▲同桂で攻めを呼び込んでしまいます。
▲７四歩以下
△２四金 ▲７七桂 △３四金 ▲３八金
△４五金△２四金から後手は金のドリブルで乱しにかかります。
△４五金以下
▲６五桂 △３六金▲７三歩成 △３七金
▲同 桂 △７三桂▲同桂成 △同 金先手は△３六金を受ける適当なないため、勢い斬りあいとなります。
△７三同金以下
▲４四飛 △同 歩 ▲４三桂 △６二玉
▲５一角 △５二玉 ▲７三角成 △４三玉(結果図)△６二玉で△５二玉には▲３一桂成で戦場に近く後手悪そう。本譜は▲５一角と打たれて困っていそうですが、△４三玉まで進んだ結果図は後手がよさそうです。
