今回は、2022年(令和４年)９月15日に行われた第16回朝日杯将棋オープン戦一次予選12ブロック、今泉健司 五段ー渡辺和史五段戦をハイライトでお送りします。
第16回朝日杯将棋オープン戦＜一次予選＞ (shogi.or.jp)
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます(2023年１月18日許諾済)。
主催：朝日新聞社、日本将棋連盟
先手：今泉健司 五段
後手：出口若武 六段
序盤戦
今泉五段は畠山八段、出口六段は安用寺七段に勝ち本局へ駒を進めています。
戦型は先手中飛車に対して後手は左銀を繰り出していく積極策を採用。
上図では▲５七銀も有力でしたが(△５五銀には▲５六銀)、▲５四歩と突っかけていきました。
中盤戦
じりじりとした攻防が続いていましたが、△６六銀が△５七歩成をみた強手。
以下、
▲６六同角△同角▲６三銀成
から激しい斬りあいになりました。
終盤戦
攻め合いの末、先手が勝勢となっていましたが▲２一竜が落手。
ここでは▲２二金や▲３九金が有力でした。
本譜は△１七歩成～△３七角成でたちまち受けなしとなり後手勝ちに。
出口六段が逆転勝ちをおさめました。
将棋盤
0手
