【ハイライト】第17回朝日杯将棋オープン戦一次予選6ブロック・井出ー郷田戦

今回は、2023年(令和5年)8月4日に行われた第17回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント、井出隼平 五段 対 郷田真隆 九段戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます(2023年9月11日許諾済み)。

主催:朝日新聞社、日本将棋連盟

先手:井出隼平 五段
後手: 郷田真隆 九段

戦型は先手の井出五段が得意の四間飛車を採用したのに対し、郷田九段が銀冠で対抗。

銀冠から△4四角・△3三桂に構えたのが珍しい組み合わせに感じました。

上図から▲1三香成がなるほどという一手でした。
△同銀なら▲3三角成ですし、放っておいても▲3三角成~▲2三成香が厳しく、先手がペースをつかんだかに見えましたが‥

郷田九段がうまく立て直して上図。

ここで▲4六桂と受けておけば激戦が続いていたと思いますが、▲5五桂としてしまったのが悪手でした。
以下
△5五同歩▲6五歩△8六角▲7三角成
△1七銀

が厳しいのが桂馬を渡してしまった功罪で、一気に寄せきった郷田九段の勝利となりました。

将棋盤

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