今回は、令和６年６月29日に岩手囲碁センターで行われた例会１局目の振り返りをしていきます。
黒番：つなよし
白番：Ｋ 五段
第１図
Ｋ五段とは今年８度目の対局。
ここまで５勝２敗で本局を迎えました。
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白22に対して黒23が過去の対局を踏まえての用意の一手。
白24マガリが気になりますが、黒25と形よく受けるのも予定でした。
黒31までは想定通り。
黒33では、参考図のように味をつけておくのが有力だったようです。
第２図
黒43では44も考えましたが、隅に潜られるほうがリスクと感じました。
黒53では、下辺一帯の隙間をケアしておくべきでしたか。
実戦は白54を部分的にとがめる手が悩ましかったです。
黒55から戦場は上辺に。
黒67～69と右上を囲う手を重視しましたが、参考図のように打ってあえて白をつながらせて上辺を囲うのも有力でした。
第３図
白74と上辺を囲ってきたため黒75から利かしていきましたが、黒87は手抜きの公算が高く甘かったです。
本譜は白88と受けてくれたため、黒89と下辺を守りにまわることができました。
その後は相手の緩着もあり、右下の白大石を仕留めることができ中押し勝ちとなりました。
