今回は、2023年(令和5年)９月14日に行われた第17回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント一次予選、阿部光瑠 七段対渡辺大夢 六段戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます(２０２３年11月７日許諾済み)。
主催：朝日新聞社、日本将棋連盟
先手：阿部光瑠 七段
後手：渡辺大夢 六段
戦型は先手の阿部七段が角交換振り飛車を採用。
上図から▲５五角と積極的に動いていきました。
上図は△６六歩と歩を垂らされた局面。
ここで▲５三銀成が面白い一手でした。
△６七歩成に▲５四飛を用意した意味で、次に▲７四金が受けにくいです。
上図は先手が勝勢となっている終盤戦。
あともう一押しがほしいというところ。
ここで▲５六歩が盤上を広く見た冷静な一手でした。
竜の利きを遮断して、▲５四馬をみています。
そこで△４三銀と打ちましたが、今度は▲７一馬がうるさい攻めに。
ここで後手は攻め合いに切り替えましたが、間合いを見切った阿部七段の制勝となりました。
将棋盤
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