【ハイライト】第16回朝日杯将棋オープン戦一次予選中川慧悟ー伊藤匠戦

今回は、2022年(令和4年)7月9日に行われた第16回朝日杯将棋オープン戦一次予選、中川慧悟アマ対伊藤匠五段戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます。

主催:朝日新聞社、日本将棋連盟

先手:中川慧悟 アマ
後手:伊藤匠  五段

中川アマは居飛車振り飛車そちらも指せるオールラウンダー。
2022年は第44回朝日アマ名人戦全国大会で優勝を果たしている。

伊藤五段は正統派居飛車党。
ここまでの通算成績は8割を超えており、昨年(2021年)は新人王戦で優勝しています。

戦型は中川アマが角交換振り飛車穴熊を採用。
伊藤五段は銀冠に囲って正面から受けて立ちます。

上図から
▲7五歩△同歩▲7八飛
と動いていきましたが、△8七角の切り返しで後手がペースを握る展開になりました。

▲7八飛では代えて▲7五同銀とし、
△3三角▲6六角△7四歩▲3三角成
△同桂▲6六銀
が角交換振り飛車のよくある攻め筋で、これなら互角の進行でした。

後手優勢を築いて上図に。

ここで△7七竜等と平凡に指しても悪くないのですが、△2一飛が辛い指し方。
丁寧に相手が指したい手を潰していくのが実戦的で参考になりますね。

以降も後手が着実に迫っていき、伊藤五段の完勝となりました。

将棋盤

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