上図は△６四角と変化したところ。
飛車のコビンを攻めてＢ面攻撃を狙っています。
△６四角以下
▲６五角△７五飛▲２四歩△６五飛
▲同桂△５六角
▲６五角で単に▲２四歩は、即座に△４六角がうるさい攻めとなります。
代えて▲２六飛は有力ですが、△４四歩や△５六飛でほぼ互角の形勢です。
本譜は後手が飛車切りから△５六角と攻め立ててきます。
△５六角以下
▲５三桂不成△４七角成▲６一桂成△同玉
▲５五銀△同角▲５三飛(結果図)
▲５三桂不成と捨て気味に跳ねるのが好手。
△５三同角や△６二金には▲２三歩成と攻めあって先手有望。
△６一同玉は仕方のないところで、手抜きは▲５一飛が非常に受けにくいです。
本譜は▲５五銀の押し売りが好手。
結果図は角取りと▲６三飛成以下の詰めろの見合いとなっており、先手優勢でしょう。
