上図は▲２四歩と変化したところ。
▲３七桂と並んで有力な手となります。
▲２四歩以下
△２二歩 ▲８三飛 △８二歩 ▲８五飛成
△２四角
△２四角以下
▲８三歩 △同 歩 ▲５五角 △２五飛
▲７七桂
▲８三歩は積極的な手。
△８三同歩では△７二金が形ですが、ここでは▲８二歩成～▲７四竜が激痛となります。
本譜は▲５五角が部分的に受けのない攻めですが、△２五飛が切り返しの好手。
対して▲７七桂が△５五飛～△３三角の緩和と竜にヒモをつけて▲９一角成をみた一石二鳥の手となります。
▲７七桂以下
△５五飛 ▲同 龍 △３三角 ▲８五龍
△５五角打▲２八歩
緩和されているところですが、後手は△５五飛と刺し違えるよりありません。
そこから△５五角打が継続手でどうかというところです。
▲２八歩以下
△３八歩▲同 銀 △２八角成 ▲３七桂
△１九馬
△３八歩は態度を聞いた手で、▲同金なら△７七角成が効果的になります。
△１九馬以下
▲７三歩 △同 桂▲７四龍 △７二銀
▲７六龍 △７四歩▲同 龍
▲７三歩から後手の桂馬を釣り上げてから▲７四竜が攻めの好手順。
桂頭攻め一本狙いで手を作っていきます。
▲７四同竜以下
△３五歩▲７五龍 △３六歩▲４五桂
△７四歩▲３三桂成△同 金▲３四歩(結果図)
後手も△３五歩と桂頭を攻めるのが有力。
△７四歩に▲同竜だと利かされなので、攻め合いに切り替えるのがよさそう。
結果図は△４四金や△７五歩、△３七歩成が有力で、激戦が続きます。
