今回は、2022年(令和４年)11月１日に行われた第16回朝日杯将棋オープン戦二次予選、佐々木勇気七段対千葉幸生七段戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます。
主催：朝日新聞社、日本将棋連盟
先手：佐々木勇気七段
後手：千葉幸生七段
戦型はちょっとした駆け引きの末、後手の雁木に対して先手が早繰り銀から仕掛ける形に。
▲７八金・▲６八玉は珍しいですね。
本格的な戦いが始まって中盤戦。
上図では▲２五銀と単純に攻めていくのが有力でした。
本譜は▲６五銀～▲３六桂と攻めましたが、△３八銀がいい切り返しとなりました。
しばらく後手が優勢で進めてましたが、△５五銀はどうだったか。
▲同角～▲４四銀で馬を消されてしまいました。
代えて△５六香等と攻め合いにいくのが優りました。
その後も二転三転した終盤戦。
ここで△２七歩成が敗着。
代えて△２五玉と入玉を目指すのが有力でした。
本譜は▲１一竜で次に▲１五金と▲３三角の詰み筋が同時に受けらず、佐々木七段勝ちとなりました。
将棋盤
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