今回は、2023年(令和5年)8月17日に行われた第17回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント、佐々木慎 七段 対 島 朗 九段戦をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます(２０２３年９月１１日許諾済み)。
主催：朝日新聞社、日本将棋連盟
先手：佐々木慎 七段
後手：島 朗 九段
島九段は所司七段を破って本局へ進出。
佐々木七段は本局が初戦となります。
戦型は三間飛車穴熊対銀冠穴熊に。
上図から▲５八銀と囲いにくっつけたのが感触のいい手でした。
上図から△２二馬が「馬は自陣に引け」の格言にならった一手。
端攻めもしやすくなり、激戦の様相を呈していきます。
先手が少し有利に進んでいますが、△１七香が実戦的な指しまわし。
以下、
▲１七同桂△同歩成▲同香△５六桂
とくいついていきます。
熱戦が続いていましたが、▲２五桂が自玉の安全を見切った英断。
ここから後手の攻めが続きましたが、うまくいなした佐々木七段の勝ちとなりました。
将棋盤
0手
