上図は△２二銀と変化したところ。次に△４四歩をみた手ですが、▲７一角の筋があるため強気の一手といえます。
△２二銀以下
▲２四歩 △同 歩▲同 飛 △８六歩
▲同 歩 △４四歩▲３四飛 △２三銀
▲４四飛 △４三歩▲７一角 △７二飛
▲５三桂成
△８六歩で単に△４四歩は
▲３四飛 △２三銀▲３五飛 △３四歩
▲７一角 △７二飛▲５三桂成 △３五歩
▲５二成桂 △同 飛 ▲４四角成
が想定される進行。
これは利かし損ねた感じがします。
また、△２三銀には▲同飛成～▲７一角が単純ながら厳しく、本譜の進行が妥当。
上図以下
△７一飛▲５二成桂 △同 玉 ▲４五飛
△６五歩▲同 飛 △７四歩 ▲５五飛
△５三桂▲８五飛
△７一飛に代えて△４四歩には▲５二成桂～▲４四角成があります。
先手は▲４五飛と飛車を助け出して揺さぶりをかけてきます。
上図以下
△６四角▲４七銀 △３三桂（結果図）
△６四角では△７三角も有力。
結果図はバランスを取るのが難しく、難解な形勢です。
