今回は、令和６年３月９日に岩手囲碁センターで行われたノーマーク杯囲碁大会の４局目を振り返ります。
黒番：つなよし
白番：Ｋ 五段
第１図
Ｋ五段とも今年３度目の対局。
１勝１敗で本局を迎えました。
令和６年新年碁会に参加してきましたー４局目振り返りＫ崎五段戦
【振り返り】カッパ杯(令和６年１月度)に参加してきましたー３局目Ｋ崎五段戦
黒13まではよく打つ進行。
しかし、白14は初めて打たれたと思います。
黒15～17と狭めてから広く打ちましたが、参考図のように辛く打つのもあったようです。
第２図
白18には黒19と下辺を大事にしたいところ。
黒23は手の広いところで、参考図のように模様を広げるのも魅力的でした。
第３図
白24コスミに黒25が調子と思いましたが、打ち込みの隙があるため参考図黒１と引き締めるのが冷静でしたか。
白30では31ノビを想定しており、黒31ととがめにいきました。
第４図
白32はありがたい手で、36が形でした。
黒35～37のオサエが入っていくのは気持ちのいいところでした。
黒41まで進めば、参考図のような打ち込みもあまり怖くなくなっています。
第５図
白42には黒43と隅からおさえたくなる性分。
黒45では辺に味方の黒がいるため、参考図黒１キリもあったようです。
第６図
黒47ケイマに打ってから黒49と手を戻しましたが、それなら参考図黒１とコスミで打っていったほうがよかったですか。
本譜は黒57カタツキから白を攻めていく構想がよろしくなく、白にうまく脱出されて悪くしてしまいました。
最後は時間切れで負けとなりました。
今大会は２勝２敗という結果に終わりました。
直近の大会は２位→１位→２位とやや好調でしたが、現実に戻されたといったところでしょうか。
これが実力なんだと思います。
のびしろしかない。
