今回は銀取りを受けずに▲２四歩と指した変化をみていきます。
△７七桂成はまず通る取引なのですが、ここでは先手が銀桂交換に応じなかったケースをみてみましょう。
△７七桂成以下
▲２三歩成△７八成桂▲３三と△７九成桂
▲２一飛成△７八角▲４三と△６二玉
▲５八玉△８九角成▲２三竜△４二銀
▲同と△同金▲５四桂△同歩
▲７三銀△５一玉▲８二銀成△同銀(結果図)
△７八角では５七銀が第一感なのですが、
▲４八金△６九成桂▲４九玉△５九金
▲３八玉△４八銀成▲同玉△５八角
▲３六歩
で容易ではありません。
▲４三とでは単に▲５八玉もありますが、△８九角成で問題ありません。
▲７三銀で７三角なら△７二玉で後手良しとなります。
結果図も先手から厳しい攻めはなく、丁寧に受けておけば後手優勢となります。
