四間飛車対▲4五歩早仕掛け⑨

上図は△2四同角と変化したところ。

個人的にはこの手が▲4五歩早仕掛けに対して最も有力な変化に思います。


△2四同角以下
▲9五歩△同歩▲4四歩△同銀
▲4三歩△同飛▲2四飛△同歩
▲3二角△4二飛▲2一角成



▲9五歩は急戦調の指し手で、局面は少し違いますが郷田真隆先生が編み出した攻め筋です。
この端の突き捨ての効果は後述します。

▲9五歩に代えて▲4四歩~4五歩も考えられますが、じっくりした展開になりやすいため後手のほうが気楽でしょう。

本譜は互いにこの一手が続き、一直線に進みます。

上図では△4一飛打が定跡化された自陣飛車となります。

△4一飛打以下
▲3三桂△同銀▲同角成△4八飛成
▲同銀△2一飛(結果図)



▲3三桂に対して△5一飛なら▲9五香~4三歩が端を突き捨てたところからの狙いで先手良し。

しかし、△3三同銀とあっさり取ってしまうのが好判断で、結果図は端の逆襲を絡めた攻めが見込める後手が優勢です。

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