横歩取り△4二玉対伊藤匠四段の強襲策②

△4二玉型

今回は、22手目△8八角成の変化をみていきます。

△8八角成は、角交換してから受けにまわろうという手です。

△8八角成以下
▲8八同飛△7二金▲8二歩成△同銀
▲7七金

まではこう進むところでしょう。

▲7七金に対し、後手は2つの応手が考えられます。
①△7五飛
②△7四飛

ちなみに
③△2六飛は▲1五角の王手飛車でシビれます。

ここでは
①△7五飛の変化をみていきます。

△7五飛に対し、
▲6一角△7一金▲7二歩
が用意された強襲策です。

この強襲策は他の変化でも頻出するので、ぜひ覚えてください。

▲7二歩以下
△8七歩▲同飛△8六歩▲同飛
△8五歩▲7六飛△同飛▲7一歩成(結果図)

となれば先手優勢です。

後手は歩の連打で飛車先を止めにいきますが、▲7六飛が巧妙な一手となります。

結果図は▲7六金と▲8一の見合い。

△7七飛成~8九飛には▲6九金で凌げる格好です。

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