横歩取り△4二玉型対伊藤匠四段の強襲策⑦

今回は32手目△7一銀の変化をみていきます。

△7一銀に対しても▲8二角が有力です。

△7三角には▲7一角成~8二銀で攻めの継続が図れます。

▲8二角以下
△2八歩▲同銀△2五飛▲2六歩が想定された進行です。

▲2六歩に代えて▲2七歩は、△8五飛と回られた時に先手玉が狭いため攻めあいにいけません。

▲2六歩以下
△2六同飛▲3八金△8六飛▲8八飛
△同飛成▲同銀(結果図)

本譜でも攻めあいにはいけませんが、▲8八飛と合わせられるのが大きいです。

△8八同飛成に代えて8七歩には▲8七同金が飛車あたりになっているのが▲2六歩の第2の効果です。

結果図は先手玉が簡単には手にならない格好。

後手は△7三角と手を戻さなければならず、そうなれば先手ペースといえます。

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