上図は△２二角で△４四角と変化したところ。
「藤井聡太 炎の七番勝負」で斎藤慎太郎先生も指したことのある手となります。
▲５六飛でド派手に決めた！藤井四段VS斎藤七段、AbemaTV七番勝負第3局ふり返り（両者コメントあり）｜将棋コラム｜日本将棋連盟 (shogi.or.jp)
△４四角以下
▲２四歩△同歩▲同飛△２二歩
▲２八飛△５一飛
△２二歩と低く受けられるのが△４四角の効果。
▲２八飛は△３三銀を事前にかわした手。
△５一飛と飛車を一段目に構えるのは中飛車の１つの形。
代えて△３一銀も考えられます。
△５一飛以下
▲３八金△３三銀▲４五銀△７一角
▲３五歩△同角▲３七金
▲３八金～▲３七金が力強い金上がり。
ＮＨＫ杯で高野智史先生が指していたため、見たことのあるかたも多いでしょう。
【ＮＨＫ杯2回戦第11局】久保利明九段vs高野智史五段 解説：木村一基九段 | 竜王名人速報｜将棋対局・棋士・最新情報まとめ (shogi-taikyoku.com)
▲３七金以下
△５三角▲４六金△６四角▲３四歩
△４四銀▲同銀△同歩▲６五銀
△５三角～△６四角の角転換には▲３四歩と態度を聞くのが好手。
銀を引くのでは辛いので△４四銀とぶつけてきますが、先手は銀交換して▲６五銀と圧力をかけていきます。
▲６五銀以下
△４二角▲５五金△１五角▲４四金
△４一飛▲５六銀(結果図)
△１五角や△４一飛ははっとする手ですが、冷静に受けておいて大丈夫。
結果図は先手十分でしょう。
