【自戦記】第42期岩手県最強者戦・予選リーグ1回戦

今回は、令和5年1月22日に行われた第42期岩手県最強者戦・予選リーグ1回戦の自戦記をお送りします。
本大会はA~D級の4クラスに分かれており、岩手県在住者ならどなたでも参加することが可能です。
岩手県最強者戦 – 日本将棋連盟 岩手県支部連合会  児童普及部公式ホームページ (jimdofree.com)

私が参加したA級の参加者数は51名。
前回の40名から大幅増となりました。
昨年はベスト8に入ることができましたが、はたして今回は‥
【自戦記】第41期岩手県最強者戦A級準々決勝

先手:S々木 五段
後手:つなよし

初手から以下
▲2六歩 △3二金▲2五歩 △6二銀
▲3八銀 △8四歩▲9六歩 △8五歩
▲7八金 △1四歩▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △2三歩▲2五飛


S々木五段とは先月にも対局しており、その時は勝たせていただきました。
【自戦記】第45回朝日アマ名人戦岩手県予選・決勝トーナメント1回戦

ただ、対局内容を覚えておらず、中段飛車を指向されることを指されてやっと思い出しました。

上図以下
△5四歩▲5八玉 △5三銀▲7六歩
△3四歩▲7七桂 △5五歩▲6八銀
△5四銀▲6六歩 △4一玉▲6七銀
△4二銀▲4六歩 △5二金▲3六歩
△6四歩▲4七銀 △7四歩▲3七桂
△6三金▲4八金 △7三桂


▲7七桂は▲8五飛を狙った手。
対して△5五歩と飛車の横利きを止める手が用意の一手でした。

以降はじっくりした駒組みに移り、戦機を待ちます。

上図以下
▲3五歩 △同 歩 ▲同 飛 △4四角
▲2五飛 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛
▲8七歩 △8二飛▲3六銀


▲3五歩はポイントをあげにいった手。
△4四角と反応しましたが、単に△8六歩が優ったようです。

▲3六銀は積極的な手で、読みに入れていませんでした。
代えて▲2九飛なら一局の将棋でしたでしょう。

上図以下
△5六歩▲同 銀 △6六角▲2九飛
△2二角▲2五銀 △3六歩▲同 銀
△7五歩▲6七銀 △7六歩▲同 銀
△7五歩▲6七銀 △6五歩


△5六歩▲同 銀は長考の応酬。
▲5六同歩も有力で、
△6五歩▲同桂△同桂▲同歩
△8八角成▲同金△7九角▲7八金
△4六角成
がおたがいの読み筋。
先手は馬を作られて自信がなかったようですが、形勢自体は少し先手がいいようです。

▲2五銀には△3六歩と一歩で一手を稼ぐことができ、このあたりから手ごたえを感じました。
△6五歩とじっと歩を伸ばすのが味のいい手で、ここで先手に有効な手がなければ押し切れると踏んでいました。

上図以下
▲3三歩 △同 角▲7四歩  △6六歩
▲5六銀 △7四金▲4五銀右 △同 銀
▲同 桂 △6七銀▲4七玉  △1五角


▲3三歩▲7四歩は金をつり上げて▲6三角の筋をみた手。

こちらとしては受け一方ではいられませんので、△6六歩△6七銀と形を崩して△1五角と端へ角を飛び出しました。

上図以下
▲8五桂  △同 飛▲6七金 △同歩成
▲1一角成 △3五桂▲3八玉 △5七と
▲2六香  △4八と▲同 玉 △8七飛成
▲6七銀打 △4七金

まで90手で後手の勝ち

▲8五桂▲6七金は角のラインを通す非常手段ですが、△3五桂が激痛。

以下も淀みなく攻めることができ、押し切ることができました。

将棋盤

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