今回は、令和６年３月24日に行われた第45回レーティング選手権北東北大会の３戦目の自戦記をお送りします。
先手：Ｔ 五段
後手：つなよし
初手から以下
▲７六歩 △８四歩 ▲６八銀 △６二銀
▲２六歩 △３二金 ▲４八銀 △５四歩
▲５六歩 △５三銀 ▲７八金 △８五歩
▲７七銀 △４一玉 ▲５七銀 △４二銀上
▲６六歩 △６四歩 ▲５八金 △７四歩
▲６九玉 △５二金 ▲２五歩 △６三金
戦型は先手の矢倉に対してショーダンオリジナル調で対抗。
これは似たような局面をいくどか経験があり、スラスラ進めることができました。
上図以下
▲６八銀右 △３四歩 ▲２四歩 △同 歩
▲同 飛 △２三歩 ▲２八飛 △５五歩
▲同 歩 △同 角 ▲６七銀 △５四銀
▲７九角 △７三桂
▲６八銀右と銀矢倉を志向してきたのは意外な一手。
後手は△５五歩～△５四銀と中央に好形を築きました。
上図以下
▲１六歩 △２二角▲１五歩 △３一玉
▲２四歩 △同 歩▲２三歩 △４四角
▲２四角 △２六歩▲５六銀 △５五歩
▲６七銀 △２三金▲６八角
端歩にあいさつするのも有力でしたが、本局は受けずに指してみました。
▲２三歩には△４四角とかわすのが調子。
先手の攻めを逆用して歩得に成功しました。
上図以下
△３三銀 ▲３六歩 △２四銀▲３七桂
△３三桂 ▲４六歩 △２五桂▲同 桂
△同 銀 ▲４七金
△３三銀と後手玉側から開拓していきました。
△２五桂では△８六歩や△６五歩と目先を変えるのが優ったようです。
上図以下
△３五歩▲４五歩 △同 銀 ▲３七桂
△３六銀右 ▲２五桂 △２七歩成 ▲２九飛
△２八歩▲５九飛 △４七銀成 ▲３三銀
▲３七桂を気にして△３五歩としましたが、△２七歩成～△２六銀があるため補強する必要はありませんでした。
▲３三銀は勝負手。
ここでうまく対応すれば優勢に持ち込めると感じていたのですが…
△６二角が完全に魔が差した一手。
ここは△３三同角の一手でした。
▲４九飛の銀取りが受からないようでは勝負あり。
以下は手順を長引かせているに過ぎず、負けにしてしまいました。
上図以下
△６二角▲２四歩 △同 金 ▲４九飛
△４四角▲４七飛 △２五金 ▲４四銀成
△３七と▲同 飛 △４四歩 ▲７一角
△７二飛▲４四角成 △３六金 ▲３八飛
△４七銀▲２八飛 △２七歩 ▲１八飛
△８六歩▲４三歩 △８七歩成 ▲同 金
△９五桂▲８六金 △８五桂 ▲同 金
△８七桂成▲３四桂
まで105手で先手の勝ち
