今回は、変態vs王道棋戦2 第19戦の自戦記をお送りします。
ついに出番を迎えた筆者。
勝利をつかむことができるか？
先手：たらこ 四段(変態戦法チーム五将・指定戦法初手５八玉戦法)
後手：つなよし (王道戦法チーム五将)
初手から以下
▲５八玉 △６二銀 ▲３八金 △３二金
▲７八金 △８四歩 ▲４八銀 △８五歩
▲９六歩 △５四歩 ▲２六歩 △５三銀
▲２五歩 △４一玉 ▲３六歩 △３四歩
▲２四歩 △同 歩 ▲同 飛 △２三歩
▲２六飛 △４二銀上 ▲３七銀 △５五歩
▲４六銀 △４四銀
本局はいつも通り天王山に位を取る「ショーダンオリジナル」を採用しました。
先手が中住まいから右銀を繰り出していったのに対し、こちらも銀を上げて対抗しました。
上図以下
▲３七桂 △５三銀上▲４八金 △５四銀
▲６六歩 △５二金 ▲６八銀 △６四歩
▲６七銀 △７四歩 ▲７六歩 △８六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲８七歩 △８二飛
▲１六歩 △１四歩 ▲９五歩 △６三金
▲２九飛 △７三桂 ▲６九玉 △３一角
後手は△５三銀上～△５四銀と位の安定を図ります。
先手は雁木調に組んで戦機を待ちます。
上図以下
▲５六歩 △同 歩▲同 銀 △５五歩
▲４五銀左 △同銀直▲同 銀 △同 銀
▲同 桂 △４四歩
上図では▲５八金と指すのも有力でしたが、▲５六歩と積極的に指してきました。
本譜は勢い銀の総交換となり、 一気に激しい将棋になりました。
△４四歩では△６七銀と厳しく迫るべきところ。
実戦は次の一手を見落としていました。
上図以下
▲５三歩 △４三銀 ▲５二銀 △同 銀
▲同歩成 △同 玉 ▲５三歩 △４三玉
▲５二銀 △５四玉 ▲４三銀打 △同 金
▲２三飛成
▲５三歩の垂れ歩が次に▲５二銀をみて激痛。
「駒は取られる瞬間が最も働いている」というのは本当ですね。
本譜は中段玉で粘る順を選びました。
上図以下
△５三金左 ▲同桂成 △同 金▲２一龍
△５二金 ▲４六桂 △６三玉▲３一龍
△４五銀 ▲７一角 △８一飛▲６一龍
△６二桂 ▲５四歩 △７一飛▲同 龍
△５四桂 ▲８二飛 △６二銀▲４三金
△５一銀打 ▲７二飛成
まで95手で先手の勝ち
上図では△４二銀と打ってもうひと踏ん張りできたようです。
これなら一時的とはいえ角にヒモがついているので容易ではなかったでしょう。
本譜は桂馬を働かせてしまい、先手の美しい寄せを見るだけになってしまいました。
結果は残念なものになりましたが、チーム戦はまだ続きますので最後まで楽しみたいと思います。
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