今回は、変態vs王道戦法棋戦3 第14戦の観戦記をお送りします。
筋違い角戦法、３連勝なるか？
先手：はなび 四段(王道戦法チーム五将)
後手：まじくり 四段(変態戦法チーム四将・指定戦法筋違い角)
初手から以下
▲７六歩 △３四歩 ▲２六歩 △８八角成
▲同 銀 △６五角 ▲４八銀 △７六角
▲７八金 △４四歩 ▲４六歩 △２二銀
▲４七銀 △４二飛 ▲５六銀 △７二金
上図以下
▲６六歩 △３二角 ▲６五歩 △６二銀
▲７七銀 △６一玉 ▲６六銀 △７一玉
▲６八玉 △３五歩 ▲５八金 △８二玉
▲９六歩 △９四歩 ▲８六歩 △３三銀
▲８五歩 △２四歩
これまでの２局では王道戦法チームは▲６七歩型で応じていましたが、はなび四段は▲６六歩から位取りを採用。
更に８筋の歩を突き越すのが趣向で、単純に囲い合う将棋にはならなそうです。
上図以下
▲２五歩 △同 歩▲同 飛 △４三角
▲２八飛 △２五歩▲４七金 △２二飛
▲２七歩 △５四角▲３六歩 △同 歩
▲５五銀左
▲２五歩と飛車先の歩を交換しましたが、△４三角が機敏な切り返し。
▲２七歩と打たなければならないようでは少し失敗している印象です。
上図以下
△３二角▲３六金 △１四角 ▲１六歩
△５一金▲１五歩 △２三角▲６六角
△４二飛
上図では△２六歩と積極的に動いていくのも有力でした。
本譜は角を細かく動かして難しい戦いに。
先手は▲６六角と設置して大きな戦いへと発展させにいきました。
上図以下
▲３五金 △５四歩 ▲４四銀 △同 銀
▲同 金 △５五銀 ▲同 銀 △同 歩
▲４三銀
上図では▲３四歩と焦点の歩を打って後手の態度を聞いてみたいところ。
本譜も数の攻めで自然にみえましたが‥
上図以下
△７八角成 ▲同 玉 △７六金 ▲５五角
△６七銀 ▲６九玉 △５八歩▲７九銀
△４三飛 ▲同 金 △５四銀 ▲１一角成
△４三銀 ▲５九香 △４七歩▲５八香
△４八金 ▲２一馬 △５八金 ▲同 飛
△同銀不成 ▲同 玉 △４八飛▲５九玉
△６七金 ▲４九銀 △５八香
まで92手で後手の勝ち
△７八角成～△７六金が絶好で、一気に後手勝勢に。
先手は▲５九香等と指して根性をみせましたが、冷静な寄せをみせたまじくり四段の勝利。
変態戦法チームが３連勝し、スコアをタイに戻しました。
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