【観戦記】変態vs王道戦法棋戦3 第18戦

今回は、変態vs王道戦法棋戦3 第18戦の観戦記をお送りします。

変態戦法チームからは副将が登場。
使用戦法は「無敵囲い」となります。

先手:将棋好きのメガネ星人 四段(王道戦法チーム准将)
後手:asagao 五段(変態戦法チーム副将)

初手から以下

▲2六歩 △4二銀 ▲7六歩 △5二飛
▲2五歩 △6二銀

上図以下
▲4八銀 △3二金▲4六歩 △7二金
▲4七銀 △5四歩▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △2三歩▲2八飛 △5三銀右
▲3六銀 △3四歩▲2二角成 △同 金
▲6八玉 △3三桂


後手は無敵囲いから金開きの構えへ発展させてスキのない陣形を作ります。

先手のUFO銀には、角交換から△3三桂として銀の進出を阻止しました。

上図以下
▲7八銀 △4四歩 ▲7七銀 △4三銀
▲1六歩 △4二玉 ▲7八玉 △5一飛
▲6八金 △7四歩 ▲9六歩 △9四歩
▲6六銀 △3二玉 ▲1五歩 △8四歩
▲3八金 △6四銀


先手は自陣を整備してじっくり戦う方針。

▲3八金は後手陣同様に全体的なバランスをみた一手となります。

上図以下
▲1七桂 △5五銀▲2五桂 △同 桂
▲同 銀 △4六銀▲1四歩 △同 歩
▲2六桂 △4五桂


▲1七桂を皮切りに、本格的な戦いに突入。

後手も負けじと中央へ戦力を集めて反撃をみます。

上図以下
▲3四銀 △3三歩 ▲4三銀成 △同 玉
▲1六角 △5三玉 ▲4三歩


上図では▲3四桂とし、△3三金には▲2四歩から攻めの継続を図るのも有力でした。

本譜は手順に戦場から後手玉を遠ざけてしまうため、難しい指し方となります。

上図以下
△7一飛▲4二歩成 △同 玉 ▲5二銀
△3二金▲6一銀成 △1五歩 ▲7一成銀
△同 金 ▲5二飛 △4一玉 ▲5四飛成


上図では△3一銀と手堅く受けたいところ。
本譜は▲5二銀がシャレた攻めで、▲6一銀成と▲4三角成の両狙いが受かりません。

ただし、▲5四飛成では▲3二飛成~▲5二角成とすべきだったようです。

上図以下
△5一歩▲4三角成 △5二銀 ▲4二歩
△同 金▲同 馬 △同 玉 ▲3四桂
△同 歩▲2三飛成 △3二銀 ▲4四龍
△4三銀右 ▲3二龍 △同 玉 ▲3三銀
△2三玉▲2四金

まで89手で先手の勝ち

上図ではとにもかくにも△1六歩と角を取るべきでした。

本譜は▲4三角成が絶好となり、攻めが止まらない格好に。
そのまま先手が押し切り、王道戦法チームが優勝へ王手をかけました。

将棋盤

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