上図は▲７五角と変化したところ。
佐々木大地先生や将棋ソフトの水匠などが指されており、有力な手の１つとなります。
▲７五角以下
△８五飛▲７六歩△８八歩成▲２二飛成
△同金▲８八銀
△８五飛で△９六歩なら▲９三歩や▲８四歩が有力となります。
本譜は▲７六歩を強要して激しい展開に持ち込みます。
▲８八銀以下
△３三桂▲同桂成△同金▲２二角
△７五飛▲同歩△２六桂
△３三桂に代えて△９六歩なら▲８二歩や▲８三歩が間に合ってきます。
本譜は後手が積極的に駒を交換してたたみかけてきます。
△２六桂以下
▲２九銀△２七角▲３九金△２八歩
▲同金△３九飛▲７九飛△同飛成
▲同金
後手は△２八歩などと手筋を駆使して迫ってきますが、先手陣はギリギリですが耐えています。
▲７九同金以下
△３九飛▲１一角成△４九角成▲６八玉
△９六歩▲１二飛△２三金▲２四歩(結果図)
△３九飛で△３六角成なら▲２七歩で凌ぎます。
本譜は▲１一角成と手抜きで攻めあえるのが大きく、▲１二飛が絶好。
結果図以下△９七歩成なら
▲２三歩成△８八と▲同馬
で先手優勢です。
