上図は▲３五歩と変化したところ。
▲６五角や▲６八銀に次ぐ有力手となります。
▲３五歩以下
△３五同歩▲２四歩△同歩▲２三角
△５一飛▲５五歩
歩を突き捨てていって▲２三角と打つスペースを作るのが先手の狙い。
▲５五歩と確実に角が成れるラインを築きます。
▲５五歩以下
△８二玉▲５六角成△３六歩▲４五馬
△７二銀▲３六馬△３二金▲６八金
△８二玉では△４二金と指した前例もありますが、中途半端な位置なので生かすのに苦労しそう。
▲５六角成では▲４五角成も有力ですが、
△４四銀▲５六馬△３三角
と反撃されるのが気になるところ。
△３六歩に▲４五馬と１人時間差で歩を回収にいきます。
▲６八金以下
△４四銀▲２四飛△２三歩▲２八飛
△５五銀▲５四歩△６四銀(結果図)
後手は▲２四飛を許す代わりに△５五銀と進出します。
△６四銀で△４六銀は、▲４六同歩で馬の可動域が広く先手に分がありそう。
結果図は互角の形勢。
押したり引いたりの将棋が続きそうです。
