【19路研究】目外し

今回は、目外しに対する打ち方をみていきます。

白としてはaの三々、bの小目のカカリが有力です。

カカリー三々


白2の三々カカリに対し、黒からはA、B、C、Dの4通りの手が考えられます。
順にみていきましょう。

【変化A】
黒3のツケには白4からはっていくのが有力。

黒9まで一段落となります。

【変化B】
黒3のコスミにも白4からはっていくのが有力。

黒13まで一段落でしょう。

【変化C】
黒3のカケにもやはり白4からはっていくのが有力。

白10で一段落となります。

【変化D】
黒3のハサミには白4とハザマを突く一手。

白6が急所の手。

黒は7と二間にヒラくのが相場となります。

白は続いてa、b、cどれも有力です。

カカリー小目

白2の小目のカカリには黒aのケイマガケが最も有力。
次いでbの大ゲイマガケが考えられます。

黒3~白6までは現代でもよく打たれている定石。

黒はここで手を抜くのが現代調ですが、続けて打つなら黒7からどんどん押していきます。
白10と打てば穏やかで、一段落です。

白10と隅を重視する手も有力。

黒11、13を利かしてから15とまわることになります。

白10のハネには黒11キリで難しい碁になります。

黒は白石への攻めをみて2線をハッていきます。
白は30から隅をおさまり、中央の白の大石をどう活用するかという流れとなります。

黒7はAIの影響により打たれなくなった手。
白8から露骨ながらも隅を制するのが大きいとみられています。

白14は本手ですが、代えて手抜きも可能です。

白はハイではなく白4のコスミツケも有力。

白6オサエなら穏やかな変化で、黒13まで黒の外勢、白の実利という相場となります。

白6のハネダシの有力。
白14までが1つの定石です。

黒15~17までは双方手抜きの余地があり、他方との兼ね合いとなります。

白4とトビもある打ち方。

黒5ではシチョウ良しなら6から追及する手もあります。
本譜は白10まで一段落となります。

黒3の大ゲイマガケには白4トビツケで応じたいところ。

白8、10では13とタケフに構えれば穏やかな進行となります。
本譜なら黒は11からデギリで追及してくるのが考えられます。

白20以下、黒aなら白b、黒cなら白bを利かしてからdと打つことになります。

黒5のワリコミには白6~8が有力。

黒13には白14~16と厳しく追及していきます。
黒も激しく応じたいところですが、反動が大きいため黒25と手を戻すよりありません。

白28まで進めば白はおさまった格好。
次に白はaからコウを仕掛ける手をみています。

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