【自戦記】第34回岩手県民長寿文化祭将棋大会

今回は令和4年7月3日に行われた第34回岩手県民長寿文化祭将棋大会の参加報告を行います。
私はふれあい大会A級で戦ってきました。

当日は朝まで仕事をしてから参加したため、どこまで戦えるか不安がありました。

成績は3勝2敗でなんとか勝ち越し。
コンディションが悪い中では、善戦したほうかなと思います。
詳細な結果はこちらとなります。

ここでは3回戦、H三段の一戦をお送りします。


初手から以下
▲7六歩 △3四歩▲2六歩 △4四歩
▲4八銀 △4二飛▲5八金右△6二玉
▲4六歩 △7二玉▲4七銀 △4五歩
▲同 歩 △同 飛▲5六銀 △4二飛
▲4四歩

上図以下
△3二銀▲4八飛 △5二金左▲6八玉
△8二玉▲7八玉 △9四歩 ▲9六歩
△7二銀


上図の▲4四歩は研究手。
対して△4四同角が最善でしたが、△3二銀と妥協してくれたので位を保つことができて作戦勝ちとなりました。

上図以下
▲3六歩 △4三歩▲同歩成 △8八角成
▲同 銀 △4三銀▲7七角 △4四歩
▲4五歩 △3三角▲4四歩 △同 角
▲同 角 △同 銀


▲3六歩では先に▲4五銀△3三銀の交換を入れて後手の形を重くすべきでした。

本譜は△4三歩が好手となり、作戦勝ちをふいにしてしまいました。

上図以下
▲7七角 △4三歩▲4五銀 △6四角
▲4四銀 △同 歩▲5五銀 △1二香
▲8六歩 △5五角▲同 角


▲4五歩と打てば持久戦となっていたでしょうが、棋風に合わないので▲7七角~▲4五銀と打開にいきました。

△4四同歩では△1九角成を読んでいましたが、▲3三銀成を嫌ったものと思われます。

本譜は▲5五銀と角を詰ますことに成功し、優勢を意識しました。

上図以下
△3五歩 ▲同 歩 △3二飛▲4四角
△4二飛 ▲1六角 △3三銀


後手からは動きが難しいと思っていましたが、△3五歩~△3二飛はさすがでしたね。

▲1六角は自慢の角打ちでしたが、△3三銀と攻めを催促されて迷いが生じました。

上図以下
▲5二角成 △同 金▲5三角成△同 金
▲4二飛成 △同 銀▲4一飛 △3三角


▲5二角成では▲4三歩が優りました。
また、▲5三角成はやりすぎで、飛車にヒモがついているのをうっかりしていました。
言い訳に過ぎませんが、このあたりは疲労がもろに出てしまいました。

△3三角では△5一銀の一手と思っていただけに意外。
ここでは好機が訪れていました。

上図以下
▲3四歩 △8八角成▲同 玉 △4四角
▲6六角 △同 角 ▲同 歩 △5一銀打
▲2一飛成△3九飛 ▲4九歩 △同飛成
▲5九金打△4四龍


▲3四歩では▲6二金と打つのが明快でした。

本譜は利かしになれば大きいとみていましたが、△8八角成~△5一銀打が当然ながら腰の入った立て直しでした。

上図以下
▲3三角 △同 銀▲5一龍 △4二銀
▲7一銀 △9二玉▲6二龍 △6一銀打
▲5三龍 △同 銀▲8二金 △9三玉
▲9五歩 △7四歩▲9四歩 △8四玉


▲3三角の角の放り込みから先手が押し切れるかどうかの戦いに。

△7四歩では竜の横利きを生かして△9五同歩と応じてどうだったか。

本譜は△8四玉まで進み、先手に決め手がありました。

上図以下
▲9三歩成 △7三玉 ▲8三と △同 銀

100手以下略、後手の勝ち

上図では▲7二金~▲8二銀不成とシバれば受けが困難で先手勝ちでした。

本譜は寄せを逃して一気に負けにしてしまいました。
この後もしばらく指し続けましたが、逆転にはいたりませんでした。

次に対局する時は、ベストコンディションでリベンジを果たしたいと思います。

将棋盤

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